60代からのピアノ〜認知症予防へ〜

ピアノは本当に脳にいいの?母の認知症予防の為にピアノの先生である筆者がピアノを教えている母の記録です。

老眼と楽譜

もうね、いつも思う。

大きくて、子供用じゃない、超初心者用の楽譜ないかなーって。

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こういうやつ。

横長で、中身が二段しかない大きく印字されている楽譜。

「こどもの」とか、うさちゃんとかにゃんにゃんとかつかないやつ。

 

私は最高齢90代の方までレッスンしたことあるのだが、皆さん必ず大きく大きく拡大コピーしている。うちの幸子の場合は私のおさがりのコピー機で自由にうちでコピーできるからいいものの、コピー機がない場合はコンビにに行かねばならない。

 

80代の方の時に至ってはもはや私が手書きで古賀政男先生のメロディーを書いて、両手用にアレンジしていた。あるかないかの楽譜を探すくらいなら自分で書いた方がよっぽど早かった。

アレンジといっても左手は全音符にするくらいだけど。

「大人の」とか「シニアの」とか「ほんとに1からの」とか魅惑的なサブタイトルの元に出版されている楽譜は多いが、私に言わせると難しい。楽譜も小さくてみづらい。やたら印字が大きいのは幼児用。

 

うちの幸子に至っては老眼+違う目の病気(病名長くて忘れた)で、本当に見づらい。

日によって目の調子が良かったり悪かったりするので、そういう場合はなるべく楽譜も鍵盤も見ないでドレミファソファミレドーくらいの指を動かすようにしてもらっている。

 

ちなみに目をつぶって鍵盤をイメージして弾くのは練習としては有効である。

体で鍵盤の距離感を掴む訓練になるのだが、目ばかりに頼るとそれが養われない。それに目を使わない分聞く事に集中できる。目が疲れた時にはおすすめ。