60代からのピアノ〜認知症予防へ〜

ピアノは本当に脳にいいの?母の認知症予防の為にピアノの先生である筆者がピアノを教えている母の記録です。

衝突

今でこそ全くといっていいほど無くなったが、最初の頃はぶつかることがあった。

幸子の入門書にはバイエルを使った。

私が幼少期に使っていたものである。

↓これ。かなりの年代物

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当然レッスンなんだから注意とか、アドバイスとかあるわけでそれを楽譜に書き込んだら

「汚れるから書かないで」

 

はあ?!

え?じゃあなに?言った事全部覚えてられるわけ?楽譜にはハナマル💮しか受け付けない訳?っていうか、これ元々私の楽譜だし!

 

っていうのも頭に即座に思い浮かばないくらいあまりに驚いて絶句した。

ようやく出て来た言葉が

「・・・・・あ、そう」

勿論「この楽譜はぴちちが小さい頃に初めて使った大切な楽譜だから・・」とかそういう感傷めいたものでは断じてない。単純に今となっては幸子の物になった楽譜が私の書き込みによって「汚される」のが不快だったのである。 

 

この後どうなったのか記憶にない。でも軽く言い合いしたような気もする。