はじめまして
ピアノ講師歴20年のぴちちと申します。
このブログは60代からピアノを始めた(多分65歳くらい)本人のブログではなく、その娘でもありピアノ講師でもある私が母・幸子(さちこ)の記録の為に書くブログです。
うちの幸子は現在72歳。母一人、子一人。母は一人で暮らしていますが、私自身が母の住んでいる実家でもピアノを教えているため毎週実家に行った時にピアノを教えています。
母は大病もし、体力もなくなり、視力も悪い事から今まで通っていたサークルもいくつかやめました。高齢の方達が集う軽い運動や頭の体操をする所等に通っています。本人曰く、「認知症予防のため」とのこと。
娘である私が音大までいき、こうしてピアノの先生を生業としているので、母親はピアノが弾けると周りに思われる事が多いのですが、実は全くもってピアノは弾けません。グランドピアノが家にあるのに指一本触れた事がありません。
正確にいうと
本当に指一本だけ触れてそれから30年以上一切触れていない
です。
どうやら幼少の時の私の為に少しは触れてはみたものの、全然弾けないし、自分弾けなくても子供は不思議なくらいどんどん弾けるし、「子供ってピアノすぐ弾けるのね。自分は全く向いてないみたいだから触るのやめよーっと」となったらしいです。
うちの母は音楽自体は好きなので、コーラスをやったりしていたが楽譜が全く読めないので何度も教えてあげようとしたり、折角ピアノあるんだし私教えれるし、やってみない?と促してもずーーっと拒否されてきました。
ただ、病気になり、そういったサークルもやめて
「このままじゃボケる」
「でもお金のかかる習い事はできない」
という現実を目の前にし、
「しゃーない。娘にピアノ習うか。タダだし」
となりました。
私の方も万々歳で、絶対ピアノは脳にいいと確信しているし、本当に認知症になってからの介護をすると思えばピアノを教えるくらいへのかっぱ。10000倍くらい楽です。
母を教え始めてから既に5〜6年経っているので時系列でうまく現す事はできませんがそれでも読んで下さる方がいらっしゃいましたら幸いです。
どうぞ宜しくお願いいたします。